チラシの裏

アマゾンアソシエイトプログラムアカウント閉鎖につきコツコツリンク訂正中

記事一覧

スズメバチの黄色を読んだ

diehardtales.com

 

新品の香りはいつかなくなる。いつか自分も錆び付く。

 

 スズメバチの黄色はニンジャスレイヤーと世界観を共有する派生作品で、スラム街にヤクザ組織「ソウカイ・シンジケート」の御曹司ラオモト・チバがやってくる話。話の時系列的には本編第3部以降の話らしいけど、初期公開エピソードのtogetterまとめや電子書籍1巻くらいしか読んでいない自分でも楽しめた。

公式アナウンスだとラオモト・チバが主人公らしいけど、自分の読んだ感触では スラム街で暮らすヤクザ組織「老頭」の末端構成員火蛇の物語という印象を受けた。

正直、試し読みの冒頭部分はピンとこなかった。本作は本編における独特な文体は抑えめなので。自分は物理書籍14pのデッドヒートのあたりから面白くなってきた。引用した火蛇の独白部分や火蛇たちの育ての親的存在のヘルガが編み物をしているシーンがよかった。